2008年5月13日 (火)

ネットで見つけた怖い話

正確には「怖い話」という言葉とは相容れないんだけど。

ネサフしていたらうっかりセメント樽の中の手紙を読んでしまった。

なつかしの私のトラウマ小説。5年前に読んで、心臓に氷をぶつけられたようなショックを受けたというのにすっかり忘れていた。

今回うっかりひょろっと読んでかつて読んだ瞬間と同じような衝撃を受けた。半死半生。ぐうぜん通りかかった人が私と同じようにショックを受けるといいと思ってここに貼っておく。

しかしこんな話を忘れているなんて記憶の劣化が著しい…。中学生のころだったら忘れないと思うのに…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月11日 (日)

手塚治虫文化賞特別賞

手塚治虫文化賞特別賞は大阪府立国際児童文学館ってやったあああ。

藤本さん(推薦人)ありがとうございます~。

文化賞、もやしもんの大賞にちょっとびっくり。海街がもらうと思ってた。アニメがヒットした時も思ったけど、もやしもんにはメジャーになる力があるんですね。アニメは、普段マンガもアニメも対して興味がないような、20~30代女性がけっこう見ていた印象があります。友人の書店員とか「帰ってきてからもやしもん見ると癒されるよ~、菌かわいいよ~」って話していてちょっと意外だった。私は菌がかわいいと思ったことないんですよね…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

一箱古本市買い物報告

それにしても毎年参加されるみなさまの箱が多種多様、創意工夫に富んだものになっていて驚かれます。

一日目は結局ほかに古書ほうろう、往来堂書店前、Gallery Jin+Classicoの3カ所しか回れませんでしたが、それぞれ凝った箱作りでした。POP看板は当たり前。短冊手作り、プレゼント用のしおりも手作り、お客さんに渡すおまけを作ってらっしゃるお店もたくさんあってものすごく刺激になりました。

特に、隣の隣に出箱されていたblue beat booksさんがくばっていらした猫の写真がプリントされた小物がステキだった。隣は柏舎さんで買った時にいただいたしおり。

Omake (きちんとパッケージングされているところがまた…)

買い物は同人誌の麻雀マンガコラム集や、BL小説、あと悪童日記の続きなどなど。買うかどうかに迷ったときにうっかり店主の方と話すとまずい。つい買っちゃう。そんなに読まないのになあ…。

二日目。

冷雨に気後れしながらも、出発。

ほうろうから回るけど人が少ない!ちょうど、いったん大人しくなったかに見えた雨がまた降り始めてきた時で、店主さんビニールで本を隠すのに大あわて。箱に持参本のリストを貼ってらっしゃる方がいらしてナルホド。私は絶対やらないけど、SFとか市場が確立されているような本の場合はあると便利なのかも。

続いてファーブル昆虫館。ほうろうからだと道がとってもわかりづらい。途中で見かけた一箱のチラシを持った方々のあとをつけて到着。このファーブル昆虫館という施設がとても面白い場所でした。ひさびさに目にした昆虫標本にドキドキした。動物標本はそれこそ魂の抜け殻っぽくてパサパサしていて痛々しいけれど、昆虫標本はなんだかエロティクス。

旧安田邸。安田邸は地面にビニールシートを敷いて、軒の下での営業で寒そうな印象でした。嫌記箱の塩山芳明さんから2冊買ったら雨で売上苦戦しているらしく、心のそこからの「ありがとうございます」を言われました。おかげで「書評のメルマガの版元様の御殿拝見楽しみに読んでます」って言いそびれた。

映画保存協会。公園の奥まった場所にある小屋の中が会場。中が薄暗い照明がともっている不思議な空間でした。こちらでは野宿野郎さんの箱がダントツ面白かったです。HPの紹介文からして「人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」を紹介するページです。」ってそりゃ面白くないわけがない。ミニコミ以外では野宿中に拾ったお金持ちになれそうな本を売ってらっしゃいました。野宿野郎の編集長は可愛くて生気にあふれた私と同世代の女の子でした。びっくりした。なんだそりゃ。ほかに「時代劇マンガ特選」を手に取り、見ては箱に戻しを3分くらい繰り返していたら500円を300円に値引きしてくださいました。貧乏ですみません。ありがとうございます。

坂を下りて往来堂書店。そろそろ晴れてきたころで人だかりが出来ていました。人が多すぎて…箱がよく見えない…。いい本がいっぱいあった気がしますが買いそびれた…。

オヨヨ書林前。集中レジ方式だとあまり個々のお店という感じで本を見ることが出来ない感じですが、一箱すごくいい本ばかり格安で売られているところがあってびっくりしました。山形浩生の新教養主義宣言(文庫)を80円くらいで購入。

根津教会。雨をのがれるため、クラフト芳房さんの箱が全て根津教会に移動。10箱が中に並ぶと荘厳な感じ。旅浪書房さんの箱が個性的で面白かった。POPの内容も面白かったんだけど、封筒に本を積めてなにが入っているかは開けてからのお楽しみにしてあるところとか。準備大変だったろうなあ…。

ギャラリーKINGYO。おひさま堂さんが福音館のこどものともシリーズをぎっしり揃えていました。べたべた触って結局2冊しか買いませんでしたが…。だっていいヤツバッチリ高いんだもん。

というわけで今回初めて全大家さんを回ることが出来ました。雨がひどかったので、せめて買いにきた人間がきちんとお金をおとしていこうと思ったら、買いすぎてしまいました。読まないのに…そんなに。

箱全体を見て思ったのですが、けっこういろんな箱で「あ…この本あそこにもあったなあ…」「うちにもあるなあ…」と思うことがあって、本好きの嗜好はやはり似通うものなのだと言うことを実感しました。杉浦日向子とか永江朗とか毎度のように見かけます。

そんなさまざまな箱を見たあとで、古本屋の店頭を見ると、やっぱりプロは見たこともない本を持ってきたり、拾い出したりする力があるんだなと実感しました。

見るだけの参加ははじめてだったけど、いろいろ発見があって面白かった!両日開催はいいですね。

帰りに谷中のうどん屋よったらおっちゃんが延々と自慢話をしてくれました。私の次に入ったカップルがねらい打ちで話しかけられていてこれ幸いと反応を観察してました。おっちゃんの無邪気さがほほえましい。自分がねらい打ちされたら絶対イヤだけど。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月10日 (土)

2008年一箱古本市参加記録

というわけで参加してきました。一箱古本市

以前の記事に書いたように今回参加の最大の目的だった同人誌の発行には至りませんでしたので、せめてものなぐさめに帯つくってしこしこコメント書いてみました。

こんな感じ。

Obikome_2                                              

実は一昨年の一箱の際にもこんなのを作って入れておいたんだけど、  

2006tanzaku_2                                             

こんな感じにしていたらぜんっぜん見て頂けなかったので、今回は過剰な自己主張を試みました。 

2006tanzakum_3

往生際悪くアニメ放送中に作られたカイジメモ帳を短冊に使用。

2008tanzaku_2 2008tanzakuura_2

ちなみに、この短冊に突っ込んでくれたのはお一人、杉浦さやかの「えほんとさんぽ」を買ってくださった女性でした。                                         

ところで、今回のコンセプトは「マンガと児童書」でした。マンガは、マンガ家が表紙を描いている本も含めてのゆるめの選書。青い鳥文庫やフォア文庫をがしがし積めていたら外の雨に急に不安をあおられました。

この雨がこのまま続いたら通りすがりの人や、「ちょっとよってみよう」という気分の人が来ない→お客さんが濃いめの古本好き中心に→新刊書店で買える本が中心のウチの箱はまず売れない。

という判断にいたる。売上は気にしないと言いつつ参加費くらいは売り上げたいし、金額うんぬんを抜いても、売れないというのは心がさびしい。

というわけで、「今回は全部ちゃんと内容メモつけて、愛情のある箱にしよっ」という決意はもろくも敗れ去り、近所のBOと古本屋での仕入れに前日になっておもむくハメになりました。

読んだことのない本で、古本好きウケしそうな本で、売れ残ったら自分で読むからいいやと思える本という基準で9冊ほど購入。さらに、「あ、業界関係の本は売れるからいれとこー」と思い立って「ブックストアウォーズ」「新世紀書店」を追加。「そういや、寺山の文庫は新装しちゃったから林静一とか、宇野亜吉良が挿画のやつは売れるんじゃない?」「あ、だぶってる米原万里もいれちゃおー」ということで、結局「うちにある余った本積めました」な箱に。ダメだこりゃあ…。

ぎりぎりまで帯を作ってから、弟を荷物持ちに連れて出発。

懸念していた雨は9時頃にはすっかりやんでおり、6箱が大家のコシヅカハムさんのところに並びました。

コシヅカハムさんはどうやら地元の方にとても愛されているお肉屋さんのようで、12時頃になるとご近所の方々がぞくぞくとコロッケなどお総菜を買いにみえていました。12時過ぎたころから古本市目当てのお客様が増え始め、うちの地味な箱の本もぽつぽつ売れ始めました。

ところで、同人誌発行がついえてから、急遽設定された今回の目標は、児童文庫を売ることでした。

「若おかみは小学生!」「黒魔女さんが通る!」「7時間目のUFO研究」「花をうかべて」の4点。ほんとうは「妖界ナビ・ルナ」も持っていく予定だったのですが、掘り起こせずに断念しました。通りすがりの小学生が買ってくれたらイイナアと思って置いていたのですが、実際には通りすがる小学生みんな「持ってる」「読んだことある」とのリアクション。売れません。

「うーん売れてほしいなあ」と思いつつあまりの手にとってくださる方の少なさに「もう実売を考えて寺山の文庫並べようか」と考えていたところ、ベルサイユのばらマーガレット版単行本全10巻状態悪し800円を600円に値切って買ってくださった方が、青い鳥文庫3点400円に値切ってお子様のために買ってくださいました。

しかし、話をよく聞くとお子さん高校生だと…。(児童文庫の対象年齢は小学校2~4年生くらいのことが多い)

私「あ…あの…!たしかにすっごくいい本だし、私もおすすめしましたけどバッテリーとか読んでる高校生にとって面白いかはちょっと自信ないんですが…。大丈夫ですか?」

お客様「大丈夫~!うちの子ルビがふってないと読めないような子だし~」

剛胆な方でした。本当に大丈夫だったのかちょっと不安。しかし、本は里子に出た!よかったよかった。

ちなみに途中から出した寺山はざくざく売れました。さすが。

前回前々回とほとんど本を見に行けなかったので、今回は弟に1時間半ほど店番を任せていくつかの大家さんを回りました。

前回前々回で知り合った方々にごあいさつできてヨカッタ。それから麻雀マンガ好きのみかん箱さんとお知り合いになれてこれまたヨカッタ。コシヅカハムさんは谷中の町中の大家さんだったので、谷根千という土地をよく見ることができてこれまた刺激になりました。下町がきちんと生きている土地って憧れるなあ。

売上は過去2回と同じくらい1万数千円でした。過去2回と比べてバッグ不要の人が増えたように感じました。みなさん袋を新しくもらわないクセがついてきてるのかな。マンガ関係の本を増やしたライトな箱にしたためか否か、例年以上に私の箱で本を買ってくださる方は私と同じような20代地味目メガネ女子が多かったです。

打ち上げ参加したら何の因果か谷根千賞をいただいてしまいました。

選んでくださったのは、谷根千スタッフの山崎さんでした。「日本×画展図録・手ぬぐい付」と「変人偏屈列伝」を買ってくださった方でした。楽しくお話しさせていただいたあの人はそういう立場の方だったのかー!とあとでビックリ。

受賞理由は「帯のおすすめコメントに、本への愛情を感じた」「一箱のサイズを守っていた」でした。頂いてから言うのもなんですが、私の箱はさほど目新しい工夫があったわけでも、個性的な品揃えだったわけでもないので、他の箱と違う点があるとすれば箱から本がはみ出していなかったことにつきると思います。実は過去2回の参加の際は私もハンカチひいてフリマ方式で売ったりしていたので…。ただ、今回は準備段階でいろいろ頓挫していたのでなんとなく殊勝な気持ちで箱から出ないように心がけていたのでした。

ともかく嬉しかったです。本を買ってくださった方、スタッフの方々ありがとうございました!

ちなみに直前に仕入れた9冊中6冊売れました。業界関係本も売れました。よしよし。

追記

頂いた賞状“YANESENとは全国で初の屋根と栓の専門店です。~”という大嘘がつらつら書いてあった…。そしてそれを読んだ弟が「へえーーいろんな雑誌があるんだね」と、まんまとだまされていた。っていうか休刊してしまうんですか…。ショック…!

Yanesensyou Yanesensyounaka

あっそうだ私は見られなかったのですが、談志がいたらしいです。弟が「業が深そうな人だった」と言ってました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年5月 3日 (土)

放流した鮭が帰ってきた

一箱のレポートの前にマンガの感想とか。

知り合いの書店員さんに岩館真理子の「見上げてごらん」をお貸ししたら「男性陣が何のとまどいもなく女装するところにすごく違和を感じた」というお答えが。

それは考えもしなかった。

「ところで、星星峡に岩館真理子が取り上げられてましたね。それ読んで、くらもちふさこの「駅から五分」も読んでみたんですけど、あの人あんなにエッジなんですか?天然コケッコーとか書いてるのに」

「くらもちふさこはエッジですよー。コケッコーだって読むとエッジですよ」

「やまだないととかもそうだけど、省略が多いじゃない。あれに最初ちょっと手こずった。あの省略の仕方が男性になるとよしもとよしともになるのかなーとか思いました」

その発想なかった!

なんだか放流したイクラが鮭になって帰ってきたかのような感動でした。こっそりHさんありがとう!あと、言い忘れたけど、星星峡で一緒に紹介されていた樹村みのりもいい作家です…!ここで書いてドースルですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月30日 (水)

大阪の児童文学館存続の署名お願

メルマガ児童書評からコピー

〔児童文学書評〕 <http://www.hico.jp
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■



☆すでに各マスメディアの報道でご存じの方も多いと思いますが、児童文学館が存続の危機にあります。 ここには現在、府の予算でだけではなく、一般の方、出版社、作家、研究者たちの寄贈によって四半世紀の年月をかけ、七十万点もの資料が集積されています。
 資料館は、継続的に資料を集めていかないと、その価値はなくなります。一度廃止してしまうと、容易には元に戻すことができないのです。
 児童文学館に集められている資料は、雑誌の付録など、意識的に残していかないと散逸しやすい物も多く、とても貴重です。専門員による継続的な管理・保存が必要と考えています。

 子どもの物語たちの記憶が失われてしまはないように、存続願いの署名運動を行っています。お一人様からでも、よろしくおねがいいたします。
 ご協力いただければ幸いです。
 
 署名用紙は、「児童文学書評」http://www.hico.jp/に置いています。 発送はFAXでもかまいません(手書きでお願いします)。五月九日をめどに、020-4665-3160まで、お送り下さい。(ひこ・田中)

 本編は、また改めて配送いたします。

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
【児童文学評論】                     お願い号

こいつはおおごとだ!私も友人知人を頼って数集めます。大阪の人たちがなぜ橋下を選んだのかは本当に理解に苦しむなー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月26日 (土)

結局間に合ってません!

とはこ一箱古本市で出す予定だった福本伸行批評は原稿作成が間に合わなかったために見送りにしてしまいました。

ああー!もう!

くやしいので次回のコミティアか冬コミかに完成させようと思います。

今回の失敗は、原稿を書きためられなかったことなので、ある程度ブログで公開していってから本の形にしようかなと思います。

同じ失敗は繰り返さない…!

古本市自体は明日、箸休め名義で参加します。よろしくです。

ところで、昨日タッチの映画版を観ました。途中から見始めたのですが、原作だといまいちナニを考えているのかわかりづらい南ちゃんが、ずいぶんと自我のある少女に作り替えられていました。

原作だと南の夢を叶えるために二人が闘うという感じだけれど、映画は南の夢がいつのまにか三人の夢になって、次に二人の願いになって、最後にチームみんなの願いになっていく過程が描いてあって、大変面白く観ることができました。マンガ知ってる方のほうがより楽しめるかも。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年4月17日 (木)

お知らせ

今年は一箱古本市にでます!また箸休めで。

しかし他の参加者の箱がずいぶん充実してそうでおそろしい。

貧乏で全然本買ってないから売るものもないこちらとしてはなんか気が引ける…。

ところで、「エデン2185」を読み返していて竹宮惠子の女性に対してのあの保守性はなんなんだろうと思いました。

地球のはるか遠くにあるという、惑星エデン。新天地エデンを求めて、100年の旅に出る宇宙船での2世代に渡る物語を描いたこのマンガは、閉鎖空間での集団心理の描写、未来に対する夢、宇宙の美しさ、言葉少なな友情、希望を継承する子弟など、竹宮テイストぎゅっと詰め込まれた隠れた名作です。しかし、一点女性の使い方が腑に落ちない。

レイプされた女の子に対して、男に「君は汚くなんかない」って言わせて話にカタをつけてしまうところとか、その女の子が最後に、死んだ夫が遺した子供をかかえて登場して、さらに夫の親友に気にかけてもらっているところで終わるところとか。イズァローンのフレイアが「愛する人のそばで死ねるだけでいい」って言った時は驚いた。「あれ?竹宮惠子ってかっこいい女子を模索したがってたかと思ったのに、男子が好きそうな最後に折れてくれる女子に…」と、腑に落ちませんでした。

昔の竹宮惠子は、自分の描く少女が保守的な少女マンガの世界にあってさっぱり理解されなかったことに、鬱屈を抱えていたらしいですが、その竹宮惠子が描いている女性が、逆に男性受けしそうな生き様に集約されてしまうのはなぜだ。

70年代とかなら少年の形を取ることでしか解放の物語が描けなかったのはわかるけど、今ならもっといろんな少女の可能性が追求できるような気がするんですが。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月 3日 (木)

「白土三平論」

すさまじいおもしろさ。うっかり歩きながら読んでしまった。

白土三平が政治的な存在であった時代のことや、カムイ伝以降の作品のこと、途中からネームと下書きを主な仕事とし、ペン入れは他の作家に任せていたことなど、分析以前の事実だけでも強烈に刺激的だった。

四方田犬彦の分析、特にほとんど省みられない後期作品の分析も面白かった。四方田の分析が必ずしも作品の真をついているわけではないのだろうけど、こちらの卑近な読みではたどり着けない深度を作家が獲得していることもあるのかと思ったり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月29日 (土)

さよならに代わる言葉を

高島屋のエレベーターに乗り込んだら、細身眼鏡でオシャレ系の感じのよさそうなお兄さんが、ベビーカーをひいていた。

お兄さんと赤ん坊に話しかけるおばあさん二人。なごやかなエレベーターの中。

6階、子供服売り場で降りるお兄さん。

見送るおばあさんの発した言葉が「お幸せに」。

なるほど…、そういう使い方があるのか。しかしエレベーターで同席しただけの家族にその言葉は豪奢過ぎやしませんか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

«採血