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2007年5月 5日 (土)

2007年春の一箱古本市

 2006年秋に引き続いて参加させて頂きました。でも、今回は生活に追われていたのと(金銭的な意味で)、軽うつぎみだったのかぼーっとしていたことのダブルパンチで前日準備が超適当になってしまい、結局ウチにある本を手当たり次第つっこんだというかなり下品な店づくりになっておりました。なんでも売りたがるからさあ…。棚にノイズが多いんだよ…。まわりの皆様のすきっとした箱作りを見て至極反省。あと売上げどうこう言い過ぎな。運営を支えてくださる助っ人の方々や、場所を貸してくださって地域の皆様に失礼。

 そういうわけで、今回は自分の箱についてはあまり語ることもないのですが、いろんな人と会話することで本を売れたのが楽しかった! 

 たとえば「千利休-無言の前衛」(赤瀬川原平)岩波新書。「赤瀬川さんは映画の利休の台本書いてたんですよ」っていうことで興味を持ってもらえたり。

 「スピーチ・バルーン・パレード」(米沢嘉博)河出書房新社を、「これ、少女マンガ家のインタビュー集なんですけど、珍しく全員分顔写真が載ってるんですよ~」とおすすめしたら、「笑わない人魚」(今市子)あおば出版、「堤中納言物語」(坂田靖子)中央公論文庫と一緒に買ってくださったり。値付けも中身のグレードも下がった今回のほうが売上げが上がったのは押し売りのおかげか?!

「徒然草/嵐山光三郎・方丈記/三木卓」訳の講談社少年少女古典文学館が、「探してた本でしたわ」って言ってくれたおじいさまに売れたのとか、「石ノ森章太郎のマンガ家入門」秋田文庫が、古本市にはさして興味のなさそうなつつじ祭り帰りのおじいさまに「お、なつかしー」って言ってもらって売れたのがうれしかったぜーい!

 反面がっかりしたのが、マンガ少年版「アンドロメダ・ストーリーズ」(竹宮惠子)朝日ソノラマが売れ残ったこと。「地球へ…」がアニメ化されているし、今新刊では手に入らないから読みたがる人いるはず、と思ったんだけど、手にとられる方はたくさんいましたが売れませんでした。なんか、竹宮惠子好きなもんだから理不尽に悔しい気分でした。

 あと、前回の市で、某書店のアルバイトの方とお友達になったのですが、その方の同僚が退屈男さんだったとのことで、わざわざ声かけてくれました。びっくりして変な反応返してしまいました、あと見応え無い箱で二重にすまんでした。リンク集作りやもろもろのこと、お疲れ様&ありがとうございますです。

 さて、今回は弟を店主代行にして、いろいろ回ろうと思っていたのですが売るのが楽しくて売り場を離れたくないっていう意外な方向に! ただ、前回お隣になった古本遊歩さんが、ご近所のオヨヨ書林前出店市川糂汰堂さんに間借りしてるというのでオヨヨ書林前と、「乙女のためのマンガ道」をテーマに箱作りしているというくちぶえブックセンターさんと、これまた前回お隣だったビオラ書房さんの箱は見たいなと思っていたので、(しかし出店場所は調べず…。いけばわかると思ってた)とりあえずオヨヨ書林前に向かいました。

 オヨヨ書林前、なんか新刊の良書話題書が固まって入ってるすごいお買い得感高い箱があるなあと思って、「今出てる本をちゃんと読んでる感じですねー」とえらそうなことを言ったら某大型新刊書店の書店員さんでした。だからTシャツがウミノクマクラウザーなのかっ! 屋号確認してなかったけど、たしかカケコ屋さんのはず。「嫌オタク流」と「戦時下のおたく」を購入。そして、その後ウチの箱で「少林サッカー読本」ぴあを買っていただきました。ちょっと押し売り気味のとこを快く(?)買ってくださってありがとうです。

 さて、地図を持ってもりもり歩いていたのですが、道が入り組んでいて目印になる施設の少ない谷根千。自然に発展してきた下町っぽくて、区画整理された都会に住んでる身としてはうらやましいのですが、暑さと疲労と妙なハイテンションに浮かされた脳みそには目的地がわかりづらい。全箱まわるつもりだったのに、結局しのばずくん神社であがりーにしてしまいました。

 しのばずくん神社にお参りして、くちぶえブックセンターさんで「うーん、半分くらいうちの本棚にありますね」というこれまたえらそうなセリフを吐いて、「エマ8巻」(森薫)エンターブレイン、「はつこいの死霊」(草間さかえ)東京漫画社、「コンクリート・ガーデン」(寿たらこ)ビブロスを購入。こちらの箱には、中に感想つきカードの入ってる本とそうでない本があったので、感想カードの入ってるのを選びました。BLって種類が多すぎて手を出しづらいので、こういう出逢いもいいかなと。あ、書かないとわかんないか。東京漫画社とビブロス(倒産済み)はBL主導の版元なのですよ。

 しかし、ふだん営業でそれなりに頭下げてるせいか、この日の私は妙に態度がえらそうで後から思い返すと恥ずかしい。躁病かい。

 戻って店番に徹していたら、古本遊歩のコウノさんが寄ってくださいました。相変わらず元気そうで嬉しいです。やっと他の同じ根津教会店主の方々の箱を見る余裕が出来ました。

 えーと、私の右隣では往来堂賞受賞のぐるぐる堂さんが、切って使えるスリップ&しおりというのを作ってらっしゃっいました。中国の図鑑かなんかの画を写したってお話だったっけ? ポストカードくらいの大きさの紙が、真ん中で切り離して一方をしおりに、一方をスリップにできるようにつくられてる粋な構造。結局本買ってないのにお隣のよしみでいただいちまったい…。それから「ゆず虎嘯」さんのところで「味のある旅」(おおば比呂司)を購入。最初は同じ著者の「和蘭生活ノート」っていうのを買ったんだけど、なんかぐるぐる堂さんと交換。なんかぐるぐる堂さんのほうがおおば比呂司さんを愛しているみたいだったんで、ちょっと恐縮。四谷書房さんの箱は面白そうな本で一杯だったんだけど、なんか買ってるときりがなさそうな感じだったので手が出ませんでした…。貧乏は情けない。左隣のヨナ屋さんは、ゆうきまさみ、能楽書、キリスト教の本といろいろ不思議な品揃えで面白かったです。「牧師の本」とか「ラストブックマン」とか見たかったんだけど、忙しさに紛れて買いそびれました。両替、その他諸々のお気遣いありがとうございました。

 根津教会出店者は大家さんの根津教会さんから机や椅子や日傘をお借りするという、非常に恵まれた環境で営業させて頂きました。最後にお茶までいただいてほんとうにお世話になりました。

 それから、企画者の皆様、助っ人の皆様、店主の皆様、お客様、ほんとうにありがとうございました。次回参加の機会がありましたら、今度こそ編集された箱を作ります…。次はロシア箱とか!

 そいでは長文失礼。

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コメント

いけださん、こんばんは。ビオラ書房のチハルです。
ブログ発見しちゃいました!
私の方も、『あ!箸休めさんでてる!』と思ってましたが、
結局店番でいかれず。。。
そろそろ本棚も寂しくなって来ましたので、次回はどうかわかりませんが、また来年にでもお会いできるといいですね!
ではまた。

投稿 チハル | 2007年5月 7日 (月) 23時09分

こんにちはー!
お会いできなくて残念でした。
私のほうも相当本棚が寂しいですよ。
次に出るなら仕入れをしなくてはいけませんね…。
ではまた~。

投稿 いけだ@管理人 | 2007年5月 8日 (火) 23時25分

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