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2007年7月 1日 (日)

「地球へ…」その3

 すんません、このエントリは「地球へ…」のアニメと原作両方観てる人にしかわからない内容です。

 今日のアニメ(第13話・星に潜む者)観てて思ったんですが、アニメ「地球へ…」制作スタッフは原作に描いてあることの意味が理解できなかったんじゃないでしょうか。

 だから、「機械にプロテクトされていて心に立ち入れない不気味なキースを、それでも助けに行くマツカ」っていうのが理解できなかったんじゃないでしょうか。そうでないとキースを面倒見のいい上司にして、マツカにいろいろ親切にする意味がわからない…。たしかにこれだとマツカがキースになつく理由にはなるけど、原作の「お互いをわかりあえないもの同士が20年かけて信頼を築き上げる」過程はすっとびますね。わかりやすいフラグがないと人と人とのつながりは描けないんですか、そうですか。

 劇場版のキースもマツカに親切だったけど、あれはそのかわり出会いのシーンを変えてあったし、なにより自分の秘密を知ってるキースだったからな…。じっくり描こうにも時間ないし。TVアニメ版は劇場版の何倍もの時間数をさけるのに何で話が簡単になるのか、理由がよくわかりません。

 あとピアスの話でないね…。でも変な描かれ方したらまた怒るからもうただのアクセサリーでいいのかな…。「危険な不純物は排除すべきだ」って言ってるくせに、自分に与えられた役割に逆らえないで最後の最後まで突っ走っちゃうくせに、血入りのピアスとかしちゃったり、自分が滅ぼすべき集団の異端児をそばに置いちゃったりする矛盾の多い人間だから魅力的なんだよね、キースは…。自分の出生の秘密を知らないキースがジョミーに「ロマンチストだな」って言われてもたぶんそこに悲哀ないな。せっかく子安使ってるのに複雑さに欠けるキースって…。

 うっかりキースの話ばっかりだけどジョミーも変だった。だって、フィシスが深層心理の底まで行ってブルーと対話することによって、はじめてブルーとは違う“ソルジャー・シン”が読者に認められるんじゃないですか。そうして生まれたソルジャーだからこそ、補聴器を必要としないし、生まれながらの戦士キースと戦えるっていう話じゃないんでしょうか。まあブルー生きてるから同じにしようがないんだけど、それなら原作と展開を変えるべきでは…。

 アニメと原作が違うって言うのはぜんっぜんかまわないと思ってるけど、それならそれなりに考えて作ってくれー。再構成っていうのは切り貼りすることじゃないよ!

 ジョミーがパーマンみたいに飛んでるっつーセンスの無さもなんかなあ…。センス・オブ・ワンダーがねえ!

 すいません。ただの愚痴でした。

 追記

(そういやマツカがはやばやとキースになついちゃったから、サムの死の場面っていらなくなるんじゃ…。くそっ、あのマツカがコーヒー入れるとこめっちゃ好きなのに。でもアニメではサムがキースにコーヒー入れてないから、たとえあったとしても意味は薄れるか…。12話のお見舞い場面がサムの最後のターンだったら泣く)

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