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2008年2月24日 (日)

「3月のライオン」

まだお話が始まったばかりでなんとも言えないのだけど、「はぐの男版だね!あの子将棋辞めないってオチなんでしょ、きっと」という弟の言葉に納得させられた。たぶん弟の言うとおりになるんだろうなと思う。

ところで新作を読んで改めて羽海野チカに対する認識が固まったり。

ハチクロの時もそう思ったけど、みんな相手の気持ちがよく理解できてるよね!「エスパーかよ」っていうくらい。

マンガなんだから、理想の関係というのを描くためにある種のファンタジーを描くのはちっとも悪いことじゃないんだけど…。羽海野チカの場合は、他者がすごく丁寧に描いてあるのに、それを理解しえるまでの過程が急ピッチでちょっと納得いかないのだな。

「そんなにばっちり理解できるのならそれもう他者じゃないじゃん。さっきまで他者だったのに、いつのまにか少女マンガお得意の“実は全部同一人物の一個性”になってるじゃん」と思ってしまう。

そしてそれにイライラするのは「あなた人間はわかりあえない派の岸に立ってるのに、どうしてマンガはわかりあえる派で進むんだあ」と思うから何だろうな…。まあ羽海野チカが「わかりあえない派」に見えるのは私の主観なので何とも言えませんが、「ぬるい!浅い!」という主旨で羽海野チカ批判をする人たちが、それなら切り捨てればいいのにグダグダ彼女の作品を読み続けてるのは、そういうところにあるんじゃないかという気がします。

羽海野チカのマンガは面白いし丁寧だし必死だし甘くないし、すごく好感がもてるのですが、そのへんを「もう一歩踏み込んでくれ…」といっつも思う。

追記

わかりあえない派というか、世界はそんなに優しくないって知ってる派というか。

追記

単行本買ってきましたー。読み返して思うことがあったので、また感想足すかも。

追記

何となく気がついていたのですが…、グーグルで「羽海野チカ、同人」で検索するとうちのブログの昔の記事が上位に来てしまうのですね。なんとなく申し訳ないような…。まんだらけ池袋店に行けば5千円~1万円とかいうあちゃーな値段で売ってますよ。つか、この記事どっかに晒されたりしてたのかな?

ついでなので羽海野チカについて思っていることを書いておきます。

嫌いなわけじゃないんだ…。むしろどっちかというと好きなんだけど、もやもやするんだ…。

具体的に言うと、森田のお兄さんの話とか。単行本手元にないのでちょっとうろ覚えなんですが。いずれにしろ、「傷ついたお兄さんのそばには、実は支えてくれる人たちがいたんだよー」というオチじゃないですか。

たしかに少女マンガだから「実は隣のあの子が青い鳥」は常道さ!ああ、むしろ正しいさ!

でも、ほら羽海野チカってきっと青い鳥が一匹もやってこないで一人でとぼとぼ歩いた日を知ってるタイプだと思うんだよね。だから、むしろ「青い鳥は来なかったけどとりあえず生きないと」みたいな話のほうが…よみたいんだ…。あ、竹本くんとかそうなのか?いやでもまだまだ青い鳥が光臨している気が。

来なくていいよ!青い鳥!

しかし無理矢理っぽくても必ず青い鳥がそばにいるあたりがハチクロのメジャーなとこなのかなとも思う。最終的には善意の人しか出てこない、完成した世界。そういう暖かい世界が作りたかったんだよね、きっと。インタビューとか読んでても思う。でもやっぱりハチクロはそのせいでつくりものっぽく見えるんだよね…。

そのへん3月のライオンはどうなるんでしょうか…。

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「シグルイ」10巻

 久々に見たらフェチマンガになっててびっくりした。

 人間の腕の切断面とかきっとわくわくしながら描いてるだろうなあ。こんなのが一般誌に堂々と掲載されている、マンガというジャンルはほんとに野放図だ。

 そして弟が買ってきたチャンピオンレッド本誌のシグルイを見たら(下品を通り越してるので反転)“交接すると女性器が肥大化して男性器化する”という女の子が出てきていてそれはもはや特殊エロマンガじゃないだろうかと思った。というよりチャンピオンレッド自体が特殊フェチ雑誌っぽくて、快楽天(まだあるのかな?)とかのほうが健全な気がしてきた。

 まあフェチはフェチでいいんだけど、話の進みが遅くなるのが辛いなあ…。

 弟の「牛股の分際で人間に戻るなんて」という言葉に笑った。「あそこまでやっといて最後に“牛股も人の心を持ってた…”なんてことにほだされかたしちゃだめだよ!」だって。

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2008年2月20日 (水)

「ジョニー」

最初の数話を読んで、猫を猫可愛がりするだけの話なのかなと思いましたがそんなことはありませんでした。

鈴木志保らしい揺るぎない切なさが作品にあふれています。

この人の面白さはあまりにマンガそのものの面白さと密接に関わっていて、言葉で説明するのが難しい。しかし、キザを承知で表現するなら、谷川俊太郎が表現した「透明なかなしみ」という感情を、マンガの形で結晶化させたのがこの人の作品と言っていいのではないでしょうか。

余白の白がまるで心に切り込んでくるように感じられる、不思議なマンガです。

PS さっきリンク作るために「売れている順」で検索したらずっと下の方にあった…!

表紙を見て「あーファンシーグッズな感じなのかなー」と思ってる方が多いのかな? いや! 相変わらず切なくて美しいですよー。でも他の作品にはない可愛さもありますよー。ポプラ社がんばって宣伝してー。

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2008年2月18日 (月)

卒塔婆のようだとヤツは言った

お隣に住む小学校高学年の女の子が、この前の雪の日にこしらえた力作。

しかし友人に見せたら「三途の川みたい…」というリアクション。

せっかく微笑ましい気持ちで撮影したのにそういう風に見えてきたじゃないか…。

P1010339

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2008年2月17日 (日)

ウソはついてませんから!

もうひとつの方のブログの更新にかまけてほっぽらかしのこのブログ。

昨日は友人に誘われて万惣フルーツパーラーというお店でホットケーキとフルーツオムレツを食べてきました。なんでも東海林さだおの本に出てくるお店だそう。

ホットケーキはさくさくふわふわしていてまるで藤子マンガの中のケーキのよう。お値段も手軽でかなりの満足感です。さて、フルーツオムレツですが、デカイ! 小玉スイカの八分の一個分くらいのスフレっぽいオムレツの中に苺やらキウイやらバナナやらが入ってる。

おいしかったんですが、ぶどうの木やピエールマルコリーニに行ったときも感じたのですが、こういう高級店の甘味って途中で食べ飽きますよね。もっとこじんまりとしていていいのに…。しかしそれではもうからないのか。

立地が秋葉に近いので、マダムとおたくが同居していました。

上野まで歩いてブログの更新用にとネタ画像を収集。

今回のヒットはこれ。

P1010362_2

アルツマイナー 

野口医学研究所の特定品質推奨品です

何歳になっても冴えた頭でいたいあなたに

年を取ると誰にでも起こる物忘れを防げる可能性があります

「防げる可能性があります」という表現がすばらしい。

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2008年2月13日 (水)

「文化系トークラジオLife」

引きこもり姉弟が普段から愚痴っているようなことがきれいに活字にしてあってちょっとどきどき。とりあえず本文メモ。

「戦争」っていうものが、「怖い」ものから「悲惨」で「可哀想」なものに変わっている気がします。

・実体験を聞いても戦争がリアルに感じられないとしたら、バーチャルなものをバーチャルに破壊することでしか〈リアル〉を感じられないんじゃないかと

・そういえば福祉みたいな世界に入りたい若者が増えてませんか

・でも、自己表明することと意識、問題関心を持ってることはまた違う問題だと思う。(引用者注・ホワイトバンドに関して)

・だって彼らは“何か”を求めてるわけじゃないですか。問題はその“何か”じゃなくて“求める”って動詞の方だと思うんです。(引用者注・ピースウォークやサウンドデモの参加者に対して)

ラジオという性質上、議論はあまり煮詰まってませんが、その分いい大人がワイワイと即興で盛り上がっていく様が生々しい。面白いです。

本田由紀が「もう、お前らみんな喧嘩売ってんのかっ!」と叫ぶ「働くということ」。森山裕之が「あだち充原理主義」、津田大介が「ワセジョ原理主義」を標榜する「憧れの女性」などなど。鈴木謙介が「ロストジェネレーション」の回でマジギレする様子は26歳もうすぐ27歳にはけっこうじーんとくるものがあった。理解してもらったことに充足していたらだめだけどね。鈴木謙介がチャーリーと呼ばれているのにはちょっと笑った。

本文中にもありますが、部室でのおしゃべりを思い出させる感じの本。

参考に下にパーソナリティーの仕事を貼っておきます。(1冊ずつでごめんなさい…!)「あ、この本好きだ」「読みたかったんだ」という方なら楽しく読める気がします。

編集者の方の仕事

斎藤哲也

柳瀬博一

森山裕之

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2008年2月11日 (月)

週間ブックレビュー

しばらく更新停止してしまったけど、「忘年会シーズンすぎたから今日からまたダイエットするんだから!」とか言い出す女子のように再挑戦!

松谷みよ子さんがゲストで出演された回の「週間ブックレビュー」が録画されていたので久々に観ました。

いやー!あれ観るとほんとに面白い本がいっぱいあるんだなと思いますね。

本屋勤めの時に、時々「週間ブックレビュー」で紹介されていた本を問い合わせ受けることがあって、マイナー番組なのに打率が高いなと思っていたんですが、これだけ本が出ている今、本好き受けしそうな本ばかりを取り上げてくれる番組はやっぱり重宝ですね。ここが面白いっていうのを直接的な言葉で言ってくれるのも面白いし。もっとも、問い合わせ率が高かったのは「本屋に置いていない本が多い」「どこに置かれているのかわかりにくい本が多い」からだったのかもしれませんが。

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2008年2月 1日 (金)

私立の子は発売日に本を買う

毎日更新ってどの口が…。

昨日は中央線車内で、森見登志彦の「有頂天家族」を読んでいる私立所学校小学生を見た。6年生くらいか?となりに座っていた友人のこれまた小学生は「空想歴史読本」を読んでいた。

すごいな小学生。「それ面白い…?」とか聞きたくなった。あ、でも私も小学校6年生の時に椎名誠の「かつおぶしの時代なのだ」「赤目評論」とか読んでたか。「赤目評論」というタイトルだけ見て「お前こんな難しい本読んでるの!」と驚いた同級生がいたのを思い出した。中身は昔の椎名調のエッセイにすぎなかったんだが。それにしても私立小学校の生徒とか、発売日に児童文庫の新刊持ってたりして驚く。

つまり、本(=教育)にお金をかけるのを親がためらわない環境にあるのね。私が小さい頃は特別なときでないと本買ってもらえなかったのに…うらやましい。格差を妙なところで実感。

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