「3月のライオン」
まだお話が始まったばかりでなんとも言えないのだけど、「はぐの男版だね!あの子将棋辞めないってオチなんでしょ、きっと」という弟の言葉に納得させられた。たぶん弟の言うとおりになるんだろうなと思う。
ところで新作を読んで改めて羽海野チカに対する認識が固まったり。
ハチクロの時もそう思ったけど、みんな相手の気持ちがよく理解できてるよね!「エスパーかよ」っていうくらい。
マンガなんだから、理想の関係というのを描くためにある種のファンタジーを描くのはちっとも悪いことじゃないんだけど…。羽海野チカの場合は、他者がすごく丁寧に描いてあるのに、それを理解しえるまでの過程が急ピッチでちょっと納得いかないのだな。
「そんなにばっちり理解できるのならそれもう他者じゃないじゃん。さっきまで他者だったのに、いつのまにか少女マンガお得意の“実は全部同一人物の一個性”になってるじゃん」と思ってしまう。
そしてそれにイライラするのは「あなた人間はわかりあえない派の岸に立ってるのに、どうしてマンガはわかりあえる派で進むんだあ」と思うから何だろうな…。まあ羽海野チカが「わかりあえない派」に見えるのは私の主観なので何とも言えませんが、「ぬるい!浅い!」という主旨で羽海野チカ批判をする人たちが、それなら切り捨てればいいのにグダグダ彼女の作品を読み続けてるのは、そういうところにあるんじゃないかという気がします。
羽海野チカのマンガは面白いし丁寧だし必死だし甘くないし、すごく好感がもてるのですが、そのへんを「もう一歩踏み込んでくれ…」といっつも思う。
追記
わかりあえない派というか、世界はそんなに優しくないって知ってる派というか。
追記
単行本買ってきましたー。読み返して思うことがあったので、また感想足すかも。
追記
何となく気がついていたのですが…、グーグルで「羽海野チカ、同人」で検索するとうちのブログの昔の記事が上位に来てしまうのですね。なんとなく申し訳ないような…。まんだらけ池袋店に行けば5千円~1万円とかいうあちゃーな値段で売ってますよ。つか、この記事どっかに晒されたりしてたのかな?
ついでなので羽海野チカについて思っていることを書いておきます。
嫌いなわけじゃないんだ…。むしろどっちかというと好きなんだけど、もやもやするんだ…。
具体的に言うと、森田のお兄さんの話とか。単行本手元にないのでちょっとうろ覚えなんですが。いずれにしろ、「傷ついたお兄さんのそばには、実は支えてくれる人たちがいたんだよー」というオチじゃないですか。
たしかに少女マンガだから「実は隣のあの子が青い鳥」は常道さ!ああ、むしろ正しいさ!
でも、ほら羽海野チカってきっと青い鳥が一匹もやってこないで一人でとぼとぼ歩いた日を知ってるタイプだと思うんだよね。だから、むしろ「青い鳥は来なかったけどとりあえず生きないと」みたいな話のほうが…よみたいんだ…。あ、竹本くんとかそうなのか?いやでもまだまだ青い鳥が光臨している気が。
来なくていいよ!青い鳥!
しかし無理矢理っぽくても必ず青い鳥がそばにいるあたりがハチクロのメジャーなとこなのかなとも思う。最終的には善意の人しか出てこない、完成した世界。そういう暖かい世界が作りたかったんだよね、きっと。インタビューとか読んでても思う。でもやっぱりハチクロはそのせいでつくりものっぽく見えるんだよね…。
そのへん3月のライオンはどうなるんでしょうか…。
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