「白土三平論」
すさまじいおもしろさ。うっかり歩きながら読んでしまった。
白土三平が政治的な存在であった時代のことや、カムイ伝以降の作品のこと、途中からネームと下書きを主な仕事とし、ペン入れは他の作家に任せていたことなど、分析以前の事実だけでも強烈に刺激的だった。
四方田犬彦の分析、特にほとんど省みられない後期作品の分析も面白かった。四方田の分析が必ずしも作品の真をついているわけではないのだろうけど、こちらの卑近な読みではたどり着けない深度を作家が獲得していることもあるのかと思ったり。
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