お知らせ
今年は一箱古本市にでます!また箸休めで。
しかし他の参加者の箱がずいぶん充実してそうでおそろしい。
貧乏で全然本買ってないから売るものもないこちらとしてはなんか気が引ける…。
ところで、「エデン2185」を読み返していて竹宮惠子の女性に対してのあの保守性はなんなんだろうと思いました。
地球のはるか遠くにあるという、惑星エデン。新天地エデンを求めて、100年の旅に出る宇宙船での2世代に渡る物語を描いたこのマンガは、閉鎖空間での集団心理の描写、未来に対する夢、宇宙の美しさ、言葉少なな友情、希望を継承する子弟など、竹宮テイストぎゅっと詰め込まれた隠れた名作です。しかし、一点女性の使い方が腑に落ちない。
レイプされた女の子に対して、男に「君は汚くなんかない」って言わせて話にカタをつけてしまうところとか、その女の子が最後に、死んだ夫が遺した子供をかかえて登場して、さらに夫の親友に気にかけてもらっているところで終わるところとか。イズァローンのフレイアが「愛する人のそばで死ねるだけでいい」って言った時は驚いた。「あれ?竹宮惠子ってかっこいい女子を模索したがってたかと思ったのに、男子が好きそうな最後に折れてくれる女子に…」と、腑に落ちませんでした。
昔の竹宮惠子は、自分の描く少女が保守的な少女マンガの世界にあってさっぱり理解されなかったことに、鬱屈を抱えていたらしいですが、その竹宮惠子が描いている女性が、逆に男性受けしそうな生き様に集約されてしまうのはなぜだ。
70年代とかなら少年の形を取ることでしか解放の物語が描けなかったのはわかるけど、今ならもっといろんな少女の可能性が追求できるような気がするんですが。
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