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2008年5月10日 (土)

2008年一箱古本市参加記録

というわけで参加してきました。一箱古本市

以前の記事に書いたように今回参加の最大の目的だった同人誌の発行には至りませんでしたので、せめてものなぐさめに帯つくってしこしこコメント書いてみました。

こんな感じ。

Obikome_2                                              

実は一昨年の一箱の際にもこんなのを作って入れておいたんだけど、  

2006tanzaku_2                                             

こんな感じにしていたらぜんっぜん見て頂けなかったので、今回は過剰な自己主張を試みました。 

2006tanzakum_3

往生際悪くアニメ放送中に作られたカイジメモ帳を短冊に使用。

2008tanzaku_2 2008tanzakuura_2

ちなみに、この短冊に突っ込んでくれたのはお一人、杉浦さやかの「えほんとさんぽ」を買ってくださった女性でした。                                         

ところで、今回のコンセプトは「マンガと児童書」でした。マンガは、マンガ家が表紙を描いている本も含めてのゆるめの選書。青い鳥文庫やフォア文庫をがしがし積めていたら外の雨に急に不安をあおられました。

この雨がこのまま続いたら通りすがりの人や、「ちょっとよってみよう」という気分の人が来ない→お客さんが濃いめの古本好き中心に→新刊書店で買える本が中心のウチの箱はまず売れない。

という判断にいたる。売上は気にしないと言いつつ参加費くらいは売り上げたいし、金額うんぬんを抜いても、売れないというのは心がさびしい。

というわけで、「今回は全部ちゃんと内容メモつけて、愛情のある箱にしよっ」という決意はもろくも敗れ去り、近所のBOと古本屋での仕入れに前日になっておもむくハメになりました。

読んだことのない本で、古本好きウケしそうな本で、売れ残ったら自分で読むからいいやと思える本という基準で9冊ほど購入。さらに、「あ、業界関係の本は売れるからいれとこー」と思い立って「ブックストアウォーズ」「新世紀書店」を追加。「そういや、寺山の文庫は新装しちゃったから林静一とか、宇野亜吉良が挿画のやつは売れるんじゃない?」「あ、だぶってる米原万里もいれちゃおー」ということで、結局「うちにある余った本積めました」な箱に。ダメだこりゃあ…。

ぎりぎりまで帯を作ってから、弟を荷物持ちに連れて出発。

懸念していた雨は9時頃にはすっかりやんでおり、6箱が大家のコシヅカハムさんのところに並びました。

コシヅカハムさんはどうやら地元の方にとても愛されているお肉屋さんのようで、12時頃になるとご近所の方々がぞくぞくとコロッケなどお総菜を買いにみえていました。12時過ぎたころから古本市目当てのお客様が増え始め、うちの地味な箱の本もぽつぽつ売れ始めました。

ところで、同人誌発行がついえてから、急遽設定された今回の目標は、児童文庫を売ることでした。

「若おかみは小学生!」「黒魔女さんが通る!」「7時間目のUFO研究」「花をうかべて」の4点。ほんとうは「妖界ナビ・ルナ」も持っていく予定だったのですが、掘り起こせずに断念しました。通りすがりの小学生が買ってくれたらイイナアと思って置いていたのですが、実際には通りすがる小学生みんな「持ってる」「読んだことある」とのリアクション。売れません。

「うーん売れてほしいなあ」と思いつつあまりの手にとってくださる方の少なさに「もう実売を考えて寺山の文庫並べようか」と考えていたところ、ベルサイユのばらマーガレット版単行本全10巻状態悪し800円を600円に値切って買ってくださった方が、青い鳥文庫3点400円に値切ってお子様のために買ってくださいました。

しかし、話をよく聞くとお子さん高校生だと…。(児童文庫の対象年齢は小学校2~4年生くらいのことが多い)

私「あ…あの…!たしかにすっごくいい本だし、私もおすすめしましたけどバッテリーとか読んでる高校生にとって面白いかはちょっと自信ないんですが…。大丈夫ですか?」

お客様「大丈夫~!うちの子ルビがふってないと読めないような子だし~」

剛胆な方でした。本当に大丈夫だったのかちょっと不安。しかし、本は里子に出た!よかったよかった。

ちなみに途中から出した寺山はざくざく売れました。さすが。

前回前々回とほとんど本を見に行けなかったので、今回は弟に1時間半ほど店番を任せていくつかの大家さんを回りました。

前回前々回で知り合った方々にごあいさつできてヨカッタ。それから麻雀マンガ好きのみかん箱さんとお知り合いになれてこれまたヨカッタ。コシヅカハムさんは谷中の町中の大家さんだったので、谷根千という土地をよく見ることができてこれまた刺激になりました。下町がきちんと生きている土地って憧れるなあ。

売上は過去2回と同じくらい1万数千円でした。過去2回と比べてバッグ不要の人が増えたように感じました。みなさん袋を新しくもらわないクセがついてきてるのかな。マンガ関係の本を増やしたライトな箱にしたためか否か、例年以上に私の箱で本を買ってくださる方は私と同じような20代地味目メガネ女子が多かったです。

打ち上げ参加したら何の因果か谷根千賞をいただいてしまいました。

選んでくださったのは、谷根千スタッフの山崎さんでした。「日本×画展図録・手ぬぐい付」と「変人偏屈列伝」を買ってくださった方でした。楽しくお話しさせていただいたあの人はそういう立場の方だったのかー!とあとでビックリ。

受賞理由は「帯のおすすめコメントに、本への愛情を感じた」「一箱のサイズを守っていた」でした。頂いてから言うのもなんですが、私の箱はさほど目新しい工夫があったわけでも、個性的な品揃えだったわけでもないので、他の箱と違う点があるとすれば箱から本がはみ出していなかったことにつきると思います。実は過去2回の参加の際は私もハンカチひいてフリマ方式で売ったりしていたので…。ただ、今回は準備段階でいろいろ頓挫していたのでなんとなく殊勝な気持ちで箱から出ないように心がけていたのでした。

ともかく嬉しかったです。本を買ってくださった方、スタッフの方々ありがとうございました!

ちなみに直前に仕入れた9冊中6冊売れました。業界関係本も売れました。よしよし。

追記

頂いた賞状“YANESENとは全国で初の屋根と栓の専門店です。~”という大嘘がつらつら書いてあった…。そしてそれを読んだ弟が「へえーーいろんな雑誌があるんだね」と、まんまとだまされていた。っていうか休刊してしまうんですか…。ショック…!

Yanesensyou Yanesensyounaka

あっそうだ私は見られなかったのですが、談志がいたらしいです。弟が「業が深そうな人だった」と言ってました。

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