一箱古本市買い物報告
それにしても毎年参加されるみなさまの箱が多種多様、創意工夫に富んだものになっていて驚かれます。
一日目は結局ほかに古書ほうろう、往来堂書店前、Gallery Jin+Classicoの3カ所しか回れませんでしたが、それぞれ凝った箱作りでした。POP看板は当たり前。短冊手作り、プレゼント用のしおりも手作り、お客さんに渡すおまけを作ってらっしゃるお店もたくさんあってものすごく刺激になりました。
特に、隣の隣に出箱されていたblue beat booksさんがくばっていらした猫の写真がプリントされた小物がステキだった。隣は柏舎さんで買った時にいただいたしおり。
買い物は同人誌の麻雀マンガコラム集や、BL小説、あと悪童日記の続きなどなど。買うかどうかに迷ったときにうっかり店主の方と話すとまずい。つい買っちゃう。そんなに読まないのになあ…。
二日目。
冷雨に気後れしながらも、出発。
ほうろうから回るけど人が少ない!ちょうど、いったん大人しくなったかに見えた雨がまた降り始めてきた時で、店主さんビニールで本を隠すのに大あわて。箱に持参本のリストを貼ってらっしゃる方がいらしてナルホド。私は絶対やらないけど、SFとか市場が確立されているような本の場合はあると便利なのかも。
続いてファーブル昆虫館。ほうろうからだと道がとってもわかりづらい。途中で見かけた一箱のチラシを持った方々のあとをつけて到着。このファーブル昆虫館という施設がとても面白い場所でした。ひさびさに目にした昆虫標本にドキドキした。動物標本はそれこそ魂の抜け殻っぽくてパサパサしていて痛々しいけれど、昆虫標本はなんだかエロティクス。
旧安田邸。安田邸は地面にビニールシートを敷いて、軒の下での営業で寒そうな印象でした。嫌記箱の塩山芳明さんから2冊買ったら雨で売上苦戦しているらしく、心のそこからの「ありがとうございます」を言われました。おかげで「書評のメルマガの版元様の御殿拝見楽しみに読んでます」って言いそびれた。
映画保存協会。公園の奥まった場所にある小屋の中が会場。中が薄暗い照明がともっている不思議な空間でした。こちらでは野宿野郎さんの箱がダントツ面白かったです。HPの紹介文からして「人生をより低迷させる旅コミ誌「野宿野郎」を紹介するページです。」ってそりゃ面白くないわけがない。ミニコミ以外では野宿中に拾ったお金持ちになれそうな本を売ってらっしゃいました。野宿野郎の編集長は可愛くて生気にあふれた私と同世代の女の子でした。びっくりした。なんだそりゃ。ほかに「時代劇マンガ特選」を手に取り、見ては箱に戻しを3分くらい繰り返していたら500円を300円に値引きしてくださいました。貧乏ですみません。ありがとうございます。
坂を下りて往来堂書店。そろそろ晴れてきたころで人だかりが出来ていました。人が多すぎて…箱がよく見えない…。いい本がいっぱいあった気がしますが買いそびれた…。
オヨヨ書林前。集中レジ方式だとあまり個々のお店という感じで本を見ることが出来ない感じですが、一箱すごくいい本ばかり格安で売られているところがあってびっくりしました。山形浩生の新教養主義宣言(文庫)を80円くらいで購入。
根津教会。雨をのがれるため、クラフト芳房さんの箱が全て根津教会に移動。10箱が中に並ぶと荘厳な感じ。旅浪書房さんの箱が個性的で面白かった。POPの内容も面白かったんだけど、封筒に本を積めてなにが入っているかは開けてからのお楽しみにしてあるところとか。準備大変だったろうなあ…。
ギャラリーKINGYO。おひさま堂さんが福音館のこどものともシリーズをぎっしり揃えていました。べたべた触って結局2冊しか買いませんでしたが…。だっていいヤツバッチリ高いんだもん。
というわけで今回初めて全大家さんを回ることが出来ました。雨がひどかったので、せめて買いにきた人間がきちんとお金をおとしていこうと思ったら、買いすぎてしまいました。読まないのに…そんなに。
箱全体を見て思ったのですが、けっこういろんな箱で「あ…この本あそこにもあったなあ…」「うちにもあるなあ…」と思うことがあって、本好きの嗜好はやはり似通うものなのだと言うことを実感しました。杉浦日向子とか永江朗とか毎度のように見かけます。
そんなさまざまな箱を見たあとで、古本屋の店頭を見ると、やっぱりプロは見たこともない本を持ってきたり、拾い出したりする力があるんだなと実感しました。
見るだけの参加ははじめてだったけど、いろいろ発見があって面白かった!両日開催はいいですね。
帰りに谷中のうどん屋よったらおっちゃんが延々と自慢話をしてくれました。私の次に入ったカップルがねらい打ちで話しかけられていてこれ幸いと反応を観察してました。おっちゃんの無邪気さがほほえましい。自分がねらい打ちされたら絶対イヤだけど。
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